
ネットで販売すると住所を知られてしまうのが不安・・・。

住所を公表しなくても販売できる方法がありますよ!
オンラインでネット販売をする場合、特定商取引法という法律により、法人・個人を問わず事業者の氏名(名称)、住所、電話番号表示する必要があります。
ハンドメイド作家さんは、自宅で制作・販売をされている方が大半だと思います。
家族と居住していたり、女性の一人暮らしだと、住所を知られるのは不安ですよね。
特に最近はSNSで顔出しされている方もいらっしゃるので、余計に不安になるかと思います。今回は、自宅の住所を公開しなくても販売できる方法をご紹介します。
匿名配送を利用する
メルカリやラクマ、PayPayフリマなどのフリマアプリで販売する場合は、匿名配送という機能があります。お互い個人情報を知られることなく、販売できるので安心です。
ただ、フリマアプリなので、値切られたり、低価格で販売しないとなかなか売れない、などデメリットもあります。
匿名配送できるサービスの比較
メルカリ・ラクマ・PayPayフリマの匿名配送は、【ヤマト運輸】による配送と、【郵便局】による配送の2種類があります。ハンドメイド販売で使用されることが多いサイズをまとめてみました。
バーチャルオフィスやレンタルオフィスを利用する

バーチャルオフィスとは、入居することなく住所や電話番号が借りられるオフィスのことです。
オプションによって、荷物の受取や転送サービスも使えます。
例えば、地方に住んでいても、東京のバーチャルオフィスを借りれば表記できる住所は、東京の住所が使えるということです。
自宅の住所を公開する必要がないので、安心して活動ができますし、自分で事務所の用意をしなくても、事務所があるように見せることができます。
ハンドメイド作家さんにおすすめのバーチャルオフィス
バーチャルオフィスサービス「和文化推進協会」さんは、住所だけでなく、電話番号もレンタルできます。しかも月額500円という低価格です。
一般社団法人和文化推進協会は、日本を拠点に活動する作家、クリエイター、アーティスト、職人等の方々を支援する活動を行なっています。母体がクリエイターを支援する団体であり、ハンドメイド作家さん向けにサービスを提供されているので、利用しやすいのが特徴です。京都市にあるバーチャルオフィスですが、全国に利用者さんがいます。

レンタルBOXで委託販売をする

ハンドメイド作家さんに箱型のスペースを貸し出して、ハンドメイド作家さんの作品を販売する店舗のことです。
複数のハンドメイド作家さんの作品を委託販売されている店舗なので、お客さんはハンドメイドが好きな方が多く、自分がネットで販売したり、イベントなどに出なくても、自分の作品を知ってもらえたり購入してもらえる機会が得られるのが特徴です。
その店舗に自分の作品を委託すれば、自宅や個人の住所を購入者さんに知られる必要がありません。また、梱包や発送などは全て店舗側でやってもらえるので、自分の作業負担を軽減できます。
ハンドメイドの雑貨等を販売する店舗さんは日本中にあります。「レンタルボックス ハンドメイド 地域名」で検索するとあなたのお住まいの地域の店舗さんを検索できますよ。

レンタルボックスに委託する店舗を決める時は、自分の作風やその店舗の立地・利用料金などを検討して利用しましょう。
オンデマンドサービスを利用する

オンデマンドサービスとは、自分の作品を使ったグッズなどをオンライン上で製造から出荷まで行ってくれるサービスです。
自分の住所を知られずに、自分の作品のオリジナルアイテムを販売できます。また、仕入れの手間がなく、データをアップロードして発注がかかれば全てやってくれるので販売リスクがゼロなのが特徴です。
オリジナルグッズ販売のメジャーサイトをいくつかご紹介します。
オリジナルグッズ販売のメジャーサイトを比較
SUZURI

SUZURI(スズリ)は、2014年4月にオープンしたオリジナルグッズ作成サービスです。ハンドメイドマーケット minneと同じ、「GMOペパボ株式会社」が運営しています。
画像をアップするだけで、様々なグッズを作ることができます。
自分でも購入ができるので、試作品として1点購入することもできます。直感で操作できるので、Webの知識が少ない方でも使いやすいサイトです。
■SUZURI公式サイト
pixivFACTORY

pixivFACTORY(ピクシブファクトリー)は、2015年2月にオープンしたオリジナルグッズ作成サービスです。創作物の総合マーケットpixiv(ピクシブ)で有名な「ピクシブ株式会社」が運営しています。
BOOTHというminneやCreemaと同様の自分の作品を販売できるオンラインショップとも連携していて、pixivFACTORYで作成した商品をBOOTHで販売することもできます。
SUZURIと同様に、画像をアップするだけで様々なグッズを作ることができます。Tシャツや文具、バッグをはじめ、作れるグッズが73種類と豊富なのが特徴です。複数割引などもあるので、沢山作って販売したい方にはおすすめです。
■pixivFACTORY公式サイト
BASE

BASEは、2012年11月にオープンしたオンラインショップサービスです。BASE株式会社(BASE, Inc.) が運営しています。
無料でオンラインショップを作成でき、決済手数料も安く、手軽に始められると人気のプラットフォームです。
無料の連携サービスを使って、Tシャツ、スマホケース、マグカップをはじめ、オリジナルグッズが作れます。pixivFACTORYとも連携されているので、pixivFACTORYで作ったグッズを販売することも可能です。
■BASE公式サイト

住所を公表しなくてもハンドメイド作品を販売できる方法は様々です。自分にあった販売方法を選んでサービスを活用しましょう。