販売手数料ってバカにならない…手数料が安いネットショップはないのかな?
ハンドメイド販売サイトは便利ですが、手数料が気になりますよね。手数料の低い販売サイトを探しているなら、BASEやSTORESを考えてみるのもいいかもしれませんよ
ハンドメイド作品を販売していると、どうしても手数料が気になってきますよね。minneやCreema、メルカリShopsなどのハンドメイド販売サイトは便利ですが、販売手数料が高いと感じている方や、自分のショップを持ちたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、多くのハンドメイド作家が悩む「BASEとSTORES、どちらがいいのか?」という疑問についてまとめました。両サービスの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説し、あなたの販売スタイルに合ったネットショップ選びの参考にしてください。
BASEとSTORESの無料プランを比較
まずは、BASE (スタンダードプラン)とSTORES (フリープラン)を比較してみます。
BASE (スタンダードプラン) | STORES(フリープラン) | |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 0円 | 0円 |
決済手数料 | 3.6% + 40円 ※グロースプランで2.9% | 5.5% ※スタンダードプランで3.6% |
サービス利用料 | 3% | なし |
独自ドメイン | 「独自ドメインapp」で簡単設定(有料) | なし ※スタンダードプランなら追加費用なしで取得可能 |
デザイン | 無料・有料テーマあり、HTMLカスタマイズ可 | 48種類の無料テンプレート |
集客支援 | ショッピングアプリ、PAY ID | 限定的 |
決済方法 | クレジットカード、コンビニ決済、キャリア決済、銀行振込、Amazon Pay、あと払い(Pay ID)、PayPal、後払い決済 | クレジットカード、コンビニ決済、キャリア決済、銀行振込、Amazon Pay、あと払い(ペイディ)、PayPal、代金引換、PayPay、楽天ペイ ※STORES 決済 (旧:Coiney)で多様な決済手段に対応 |
公式サイト | 【BASE】 | STORES |
BASEの特徴
初期費用や月額費用がかからないため、売上がない場合でもコストを気にせず運営できます。また操作が簡単でサポート体制も充実しているため、初めての方でも安心して利用できます。
簡単な拡張機能で、「予約販売機能」などショップ運営に必要な機能はもちろんのこと、「抽選販売機能」「定期販売機能」など、他サービスにはない機能や有償サービスも無料で使えます。
STORESの特徴
無料プランでは比較的安い決済手数料でコストを抑えた運営が可能です。さまざまな決済方法に対応しており、顧客の利便性が高まります。オンラインとオフラインの連携も容易で、統合的な販売戦略を立てやすいのが特徴です。
一方、スタンダードプランでは独自ドメインを無料で取得できるため、ブランディングの強化やSEO対策に役立ちます。
BASE vs STORS
使いやすさで選ぶなら
👑BASE:初心者に優しいシンプルさが魅力
- コスト: 初期費用・月額費用なし。決済手数料2.9%+月額サービス利用料5,980円のグロースプランもあり
- デザイン: 無料・有料テーマが豊富で、HTMLやCSSの知識があればさらにカスタマイズも可能
- 独自ドメイン: 「独自ドメインapp」(有料)で簡単に設定
- 集客機能: ショッピングアプリやPAY IDなど、集客に役立つ機能が充実
STORES:自由度の高いカスタマイズが可能
- コスト: 無料プランと月額2,718円(税込)のスタンダードプランを用意
- デザイン: 48種類の無料テンプレートを、プログラミング知識なしでカスタマイズ可能
- 独自ドメイン: スタンダードプランなら追加費用なしで取得可能
- 機能拡張: 動画埋め込みなど、表現の幅が広がる機能が豊富
初心者の方には、BASEのシンプルさがおすすめ。ただし、こだわりのデザインを実現したい方は、STORESの自由度の高さに魅力を感じるかもしれません
決済方法と手数料で選ぶなら
BASE:オンライン販売に特化
- 決済手数料: 3.6% + 40円
- 決済方法: クレジットカード、コンビニ決済、銀行振込など、オンライン販売向けに最適化
👑STORES:オンライン/オフライン両立の強み
- 決済手数料: フリープランで5%、スタンダードプランで3.6%
- 決済方法: 通常のオンライン決済に加え、PayPay、LINE Pay、楽天ペイなどのQRコード決済や交通系ICなどのキャッシュレス決済にも対応。
- オフライン対応: STORESレジアプリでハンドメイドイベントなどの対面販売でもスムーズな決済が可能
ハンドメイドマルシェなどのオフライン販売も行う方には、STORESの柔軟な決済オプションが大きな武器になります
集客力で選ぶなら
👑BASE:プラットフォーム内の集客に強み
- 集客支援: ショッピングアプリやPAY IDによる内部集客が得意です。
- SEO機能: 検索エンジン対策が可能で、検索結果からの流入を増やせます。
STORES:外部連携による集客が可能
- SNS連携: InstagramやFacebookとの連携が簡単です。
- ブログ機能: 商品紹介やブランドストーリーを発信しやすいです。
特にSEO対策に力を入れたい方には、BASEがおすすめです。ただし、すでにSNSで強いファン基盤がある方はSTORESの外部連携の良さを活かせるでしょう。
イベント出店で選ぶなら
BASE:シンプルな在庫・注文管理
- モバイルアプリで商品管理や注文確認が可能
👑STORES:オールインワンのイベント販売ツール
- STORESレジアプリでその場決済が可能
- キャッシュレス決済対応で、現金管理の手間を大幅カット
- QRコード決済にも対応し、セキュリティ面も安心
イベントやポップアップストアでの販売を頻繁に行う方には、STORESの多機能性が大きな武器になります。
購入者視点での手数料比較
ネット販売を行う際、販売者側の視点だけでなく、購入者の立場に立って考えることも大切です。以下の表で、購入者側決済手数料をまとめてみました。
様々な販売プラットフォームにおける購入者側の決済手数料を比較してみると、新たな視点が得られるかもしれません。
支払い方法 | BASE | STORES |
---|---|---|
クレジットカード | 無料 | 無料 |
コンビニ決済 | 360円(税込) | 300円(税込) |
銀行振込 | 360円(税込)+金融機関の振込手数料 | 銀行振込手数料(金融機関による) |
キャリア決済 | 300円(税込) | 300円(税込) |
Amazon Pay | 無料 | 無料 |
PayPal | 無料 | 無料 |
後払い決済 | 360円(税込) | 支払方法による |
楽天ペイ | – | 無料 |
PayPay | – | 無料 |
代金引換 | 利用不可 | 運送会社による手数料(別途) |
まとめ:あなたの販売スタイルに合わせて選びましょう
BASEがおすすめな方
- オンライン販売に特化したい。
- 初期コストを抑えたい。
- SEO対策に力を入れたい。
- シンプルな操作性を求めている。
STORESがおすすめな方
- オンライン/オフライン販売を両立したい。
- イベント出店が多い。
- キャッシュレス決済を重視している。
- デザインにこだわりたい。
どちらのプラットフォームも、ハンドメイド作家さんを強力にサポートしてくれるツールです。あなたの販売スタイルや優先事項に合わせて、ぴったりなサービスを選んでください。まだ迷っている方は、両方の無料プランを試してみるのもひとつの選択です。実際に使ってみることで、自分に合ったプラットフォームが見えてくるはずです