ハンドメイド品をネットで販売する場合、販売サイトの種類は大きく分けて3種類あります。
ハンドメイドマーケットで販売する
ひとつは、ハンドメイドマーケット(ハンドメイド販売サイト)。ハンドメイド商品を専門に販売するWebサイトの総称で、ハンドメイドマーケットとも呼ばれます。
たくさんの作家さんのお店の中のひとつとしてお店を出すショッピングモールのようなイメージです。
ハンドメイドマーケットで販売するメリット
- ITの知識がなくとも商品をすぐに出品することができる
- サイトに知名度があるので集客力がある
- 住所や氏名など個人情報を開示しなくて良い
- 配送方法や決済方法が豊富
- 日本語しかできなくとも海外発送が手軽にできる
- ポイント倍などのキャンペーンやイベントが多く開催される
ハンドメイドマーケットで販売するデメリット
- ライバル作家さんが多い
- ピックアップや人気作品に埋もれてしまいやすい
- 同ジャンルの作家さんと比較されやすい
- 売上の販売手数料が高め
- 売上の入金が遅い
ハンドメイドサイト一覧
ハンドメイドサイトは以下のサイトが有名です。
- minne (ミンネ) – ハンドメイド作品や手作り材料が販売されている日本最大級のサイトです。
- Creema(クリーマ) – ハンドメイド作品の販売に特化したサイトで、多数の作品が出品されています。
- iichi(イイチ) – ハンドメイド品やアート作品、デザイン雑貨などを販売するサイトです。
- Etsy(エッツィ)– 世界的規模でハンドメイド品やヴィンテージ商品を販売できるグローバルなサイトです。
ハンドメイド品のオンラインマーケットプレイスは、それぞれ『手数料の違い』や『審査の違い』、『ユーザーの傾向の違い』があります。どのマーケットプレイスを選ぶかは、出品者のニーズや目的に合わせて選択する必要があります。
人気のCreemaとminneは、Creemaは女性向けの商品が多く20~40代の女性が中心、minneは男女問わず幅広い商品があります。平均取引単価は、Creemaの方が高めです
ネットショップで販売する
ネットショップとは、ECサイト(Electronic Commerce:電子商取引)とも呼ばれており、オンラインで商品を販売するWebサイトを指します。ハンドメイドサイトとは違い、独立した一つのショップを作るイメージです。
ECサイトで売るメリット
- 独立型店舗なので、自身の商品のみを販売できる
- 無料で自分のショップを作ることができる
- ショップのデザインのカスタマイズが自由にできる
- 売上の販売手数料が安い
- 好きなタイミングで入金ができる
ECサイトで売るデメリット
- 多少のIT知識がないとサイトのカスタマイズに時間がかかる
- 個人情報の開示が必要
- 配送方法や決済方法が少なめ
- 少額だと振込手数料が高い
- 自分で集客をしなと売れにくい
ECサイト一覧
以下のようなオンラインショッププラットフォームを利用することができます。
- BASE – 無料でオンラインショップを作成でき、決済手数料も安く、手軽に始められると人気のプラットフォームです。
- STORES – BASEと同様、無料でオンラインショップを作成でき、電話相談もできるネットショップです。決済手数料も業界最安値で、IT初心者でも手軽に始められるプラットフォームです。
- Shopify – オンラインショップの作成や商品の管理、決済機能が揃っており、初心者でも使いやすいと評判です。
上記のECショップは自分で自分のお店を宣伝し、お客様を呼び込まなければなかなか見てもらえないので、ある程度知名度がなければ売上は厳しいです
フリマアプリで販売する
フリマアプリとは、モバイルアプリ上でフリーマーケットに出品できるサービスです。1点から出品でき、匿名配送もできるので、気軽に出品できます。
フリマアプリで売るメリット
- 1点から出品できる
- 匿名配送ができる
- ユーザー数が多いので比較的売れやすい
- 配送方法や決済方法の種類が豊富
- 住所や氏名など個人情報を開示しなくて良い
- 中古品も売れる
フリマアプリで売るデメリット
- 値下げ交渉をされる
- 在庫管理が難しい
- 出品単価が安くないとなかなか売れない
- 購入者の評価がないと売り上げが入金されない
- 既製品とハンドメイドが混在している
フリマアプリ一覧
以下が、ポピュラーなフリマサイトです。
- メルカリ – 日本最大級のフリマサイト。出品者も買い手も手軽に利用でき、品物の出品数が多く、幅広い商品が取り扱われています。
- ラクマ – 手数料がメルカリよりも低く、出品者にとっても買い手にとっても利用しやすいのが特徴です。出品者の評価が重視され、評価が高い出品者が信頼されやすいです。
- PayPayフリマ – 手数料がラクマ・メルカリよりも低く、さらにPayPayで支払いをするとポイントが貯まります。キャンペーンが頻繁に行われており、お得に利用できるので値引き交渉が比較的少ないです。
フリマアプリは利用者が物凄く多く、ハンドメイドマーケットよりも競争率も低く売れやすいです。ただ、値引き交渉されることもあり、プロ作家というよりも趣味の手作りと見られがちなので、「売る」という経験をしてみたい場合はおすすめです
商品数が少なめな初心者の方やハンドメイドマーケットで売れなかった人は、フリマアプリなら売れる可能性が高いので、『販売』を経験してみたい方は試してみるのもアリです。慣れてきたら、ハンドメイドマーケットで販売して、作家としての価値を高めていきましょう。