
イベント頑張ったのに、全然売れなかったんです…。
見てくれる人は多かったのに、みんな「かわいい〜」って言って通り過ぎてしまって…

その気持ち、わかります!
実はイベントに来るお客さんって、大きく2種類に分けられるんです。
それぞれを考慮した工夫すると結果が変わりますよ
頑張っても伸びない売上の理由
ハンドメイドイベントやマルシェの出店は、
作品づくり、ディスプレイ、在庫の準備……など、想像以上に大変ですよね。
何十時間もかけて挑んだのに、終わってみると「思ったより売れなかったな…」と感じたことありませんか?

私も出店したての頃はそうでした。
「作品のクオリティが良くない?」「値段設定が悪いのかな?」と悩みましたが、実は原因は他のところにありました
それは——
「お客さんのタイプに合わせた工夫ができていなかった」こと。
どんなに素敵な作品を作っても、目の前にいるお客さんが「どんな目的でブースに来ているか?」を意識していないと、売上にはつながりにくいのです。
お客さんのタイプは2種類

購入意思があるタイプ(ファン・リピーター)
このタイプは、『あなたのことをすでに知っている』お客さんです。
以前のイベントで購入してくださった方や、SNS・ブログで告知を見て来てくれた方など、
「あの作家さんの商品を買いに行こう」と目的を持って来てくれます。
こうしたお客さんは、作品を手に取った瞬間に購入を決めてくれることも多いです。
ただ、だからこそ大切なのは、目当ての作品がすぐに見つかるディスプレイが重要になってきます。
大型イベントでは「どこにいるか」が分かるようにする
特に大型ハンドメイドイベントやマルシェでは、同ジャンル・同テイストの作家さんが多く並ぶため、「どのブースに目当ての作家さんがいるのか?」が分かりにくいことがあります。
ファン・リピーターが迷わず辿り着けるための工夫
大きな会場で見つけてもらうには、次のポイントを意識することがポイントです。
ファンは「せっかく来たから、これも買おうかな」と予定外の商品にも手を伸ばすことがあります。この時、キャッシュレス決済があるとスムーズに追加購入ができるのもポイントです

通りがかりで見に来たタイプ(新規のお客さん)
もうひとつのタイプは、『初めてあなたの作品を見た』お客さんです。SNSでは知らなかったけれど、イベント当日にブースの雰囲気に惹かれて足を止めてくれた人たちです。
この層は、まだ「買う」段階までは来ていません。だからこそ、まずは印象に残るブースにすることが大切です。
新規のお客さんに足を止めてもらうための工夫
「この作家さん、気になる」「センスが合いそう」と思ってもらえれば第一歩です。
現金が足りないお客さんや、他のブースですでに使ってしまった人でも、スマホやカードで支払えると「やっぱりこれも買おう!」と購入に踏み切ってくれる可能性が高まります。
どちらのタイプでも重要なのは、ディスプレイ・接客・決済

どんなお客さんにも共通して大切なのは、「見やすく」「話しかけやすく」「買いやすい」ブースであること。
- ディスプレイ:ブランド名を目立たせ、どんな作品を売っているのか一目でわかる構成にする。
- 接客:無理に売り込まず、商品の背景や素材の話をさりげなく伝える。
- 決済:現金・カード・QRコードなど、複数の支払い方法を用意して購入ハードルを下げる。
この3つが揃うと、どんなタイプのお客さんにも対応できる「売れやすいブース」になります。
ディスプレイの重要性
大型会場では、遠くから見てもわかるよう大きなパネルでロゴやブランド名を掲げます。
何を売っているのかがわかるよう、補足のポップや写真などもあるとより分かりやすいです。
アクセサリー販売するとして、どんなテイストのアクセサリーが売られているのか?がわかる
ディスプレイにするの重要です。
接客の仕方で売り上げが左右される
「買って!」というオーラを出さず、お客さんが何に興味をもっているのか?
自分のブランドはどんなものを売っていて、どんな特徴があるのかを、さりげなく伝えると、お客様が共感したり、「この作家さんから買いたい」と感じてくれるきっかけになります。
決済手段が現金だけでは売上を逃す
現金・カード・QRコードなど、複数の支払い方法を用意しておくと、ファンやリピーターさんは、お目当て以外にも「せっかくだからこれも」と追加で購入しやすくなり、新規のお客さんも、他のブースで現金を使ってしまっていても別の決済方法があれば安心して購入できます。
いまや大小問わず、ハンドメイドイベントやマルシェでもキャッシュレス決済は当たり前になりつつあります。現金がなくても買える環境は、ファンの追加購入にも、新規客の後押しにもなる重要なポイントです。


まとめ:どんなお客さんにも対応できるブースを作ろう
イベントで売上を伸ばすコツは、「ディスプレイ・接客・決済」の3つを整えること。
これらを意識することで、せっかくブースに来てくれたお客様を「見るだけ」で終わらせない仕組みが作れます。小さな工夫の積み重ねが、次のイベント出店での成果につながるはずです。


