ハンドメイドのオーダーメイドを受けるときの注意点|失敗しないルールと断り方

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ハンドメイドのオーダーメイドを受けるときの注意点 ハンドメイドを始めるための基礎知識

オーダーメイドってやってみた方がいいのかな。「世界に一つだけ」って言えるし、差別化になりそうで…

私も当初はそう思ってやってみたんですが、思った以上に大変でした。今はルールを決めてうまく付き合っています

  1. オーダーメイドを前面に出さなくなった理由とよくあるトラブル
  2. オーダーを受けるときに決めておくべきルール
  3. 手付金・価格設定のコツ
  4. セミオーダーという選択肢の活用法
  5. オーダーと通常販売のバランスのとり方

オーダーメイドはハンドメイドの醍醐味のひとつです。
世界にひとつだけの作品をお客さんのために作る、というのは作家としてやりがいを感じる瞬間でもあります。

でもルールを決めずに受け始めると、やり取りの疲弊・追加要望・最悪キャンセルと、思わぬ負荷がかかることも。私自身も最初はそれで痛い目を見たこともあります。

この記事では、実際にオーダーメイドを試してみた経験をもとに、うまく付き合っていくための考え方とルールをまとめます。

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オーダーメイドを「前面に出さなくなった」理由

 オーダーのやり取りに疲弊しているハンドメイド作家

ハンドメイド作家として活動を始めてしばらくしたころ、「もっと買ってもらうにはどうしたらいいか」と考えていた時期がありました。

そのとき試してみたのがオーダーメイドです。

今も要望があれば対応しますが、ショップのトップや商品ページでオーダーを積極的に打ち出すことはしていません。
その理由は、実際にやってみてわかった「思った以上の負荷」にあります。

相手のイメージがうまく伝わらない

お客さんの頭の中にあるイメージを言葉で伝えてもらうのは、思った以上に難しいものです。

「やわらかい雰囲気で」「春っぽい感じで」など、言葉は受け取る側によって解釈が変わります。

確認のやり取りを何度重ねても、完成品を見て「なんか思ってたのと違う」となることがあります。

イメージに近い画像を送ってもらうこともありますが、それでも実物を見て「なんか違う」となることがあります。言葉や画像で完全にイメージを共有することの難しさからくるものです。

完成後に追加要望が来ることがある

デザインを決めて、制作して、完成品を確認してもらう段階になって「もう少しこうしてほしい」「あの部分を変えてほしい」と言われることがあります。

最初の打ち合わせで決めたはずのことでも、実物を見て初めて「こうじゃなかった」と気づくお客さんも意外といらっしゃいます。

作家としては一度完成させた作品を直すのは単純に二度手間ですし、追加の材料費や時間がかかることもあります。

最悪「やっぱりいらない」となることも

これが一番つらいパターンです。やり取りを重ねて、材料を揃えて、時間をかけて作ったのに、最終的に「やっぱりキャンセルしたい」と言われることがゼロではありません。

オーダー品はその人のためだけに作るので、キャンセルになっても他で売ることが難しいケースも多いです。

オーダーを受けるときに決めておくべきルール

上記のようなトラブルを防ぐために、オーダーを受ける前にルールを決めておくことが大切です。「なんとなく受けてみる」では疲弊するだけです。

オーダーメイドのキャンセルポリシーを伝えるハンドメイド作家

価格は通常商品より高めに設定する

似たようなデザインやアイテムだからといって、通常の販売価格と同じにするのはおすすめしません。

オーダーにはやり取りの時間・確認の手間・修正対応などが上乗せされているため、その分のコストが必ず発生します。

「オーダー品は○○円以上で承ります」という最低ラインを決めておくと、お互いにとって明確になります。

また、価格が高いぶん、お客さん側も真剣に考えてから依頼してくれるという効果もあります。

先に金額と条件を提示する

最初の問い合わせ段階で、こちらの条件を先に伝えることが大切です。

「ご予算はどのくらいですか?」と聞きながら、同時に「当方のオーダーは最低○○円からになります」と明示する。

予算が合わなければそこで丁寧にお断りできますし、条件が合うお客さんとだけ進めることができます。後から「そんな金額になるとは思わなかった」というトラブルも防げます。

手付金を先にもらってから作業を始める

キャンセルトラブルを防ぐ一番の方法は、先に手付金(半額または全額)をいただいてから制作を始めることです。

「作り始めてからキャンセルされる」という状況を防げますし、お客さんにとっても「もう払ったから」という意識でしっかり考えてから依頼してもらえます。

minneCreemaなどプラットフォームによっては先払いの仕組みが使えるので活用しましょう。

「セミオーダー」という選択肢

ハンドメイド作家にセミオーダーでカラーを選んでいるお客様

フルオーダー(ゼロから作るオーダー)の負荷を下げながら、オーダーの楽しさも提供できるのが「セミオーダー」という形です。

やり方はシンプルで、自分の既存の作品をベースに、カラーやパーツをアレンジするというもの。

「この作品をベースに、カラーを変えて作ります」という商品ページをminneやCreemaなどに作っておくと、お客さんが選びやすく、自分も作りやすい。

ゼロから打ち合わせするフルオーダーと違い、ベースが決まっているので「イメージが伝わらない」というトラブルが起きにくいのも利点です。

オーダーを試してみたい方は、まずセミオーダーから始めてみるのがおすすめです。

オーダーのメリットも忘れずに

オーダーメイドの価格を手帳に書き込んでいるハンドメイド作家

ここまでトラブルや注意点を書いてきましたが、オーダーにはしっかりメリットもあります。

まず、価格を上げやすいという点。「世界にひとつだけ」という特別感に対して、お客さんは通常商品より高い金額を出してくれることが多いです。

また、お客さんとの距離が縮まるという点。やり取りを重ねる中で、そのお客さんの好みや生活スタイルが見えてきます。完成品を渡したときの喜びは、通常販売とは違う達成感があります。

さらに、リピーターになりやすいという点も見逃せません。一緒に作り上げた経験があるお客さんは、次も同じ作家に頼みたいと思ってくれることが多いです。

バランスよく付き合っていくために

オーダーメイドをやさしく断るメッセージのやり取り

結論として、オーダーを完全にやめる必要はありませんが、ルールなしに受け続けると通常の制作活動が圧迫されていきます。

自分が無理なく続けられるルール(価格・手付金・受付条件)を決めて、それを守ることが大切です。「オーダーは受けていません」でも、「条件が合えば受けます」でも、「セミオーダーのみ対応」でも、自分のスタイルで構いません。

自分が作りたいものを作って、それを喜んで買ってくれるお客さんと出会う通常販売と、お客さんのニーズに応えるオーダーと、うまくバランスをとりながらやっていけるといいと思います。

まとめ

  • オーダーはやり取りの手間・追加要望・キャンセルリスクがある。
  • ルールなしで受けると疲弊する。
  • 価格は通常より高めに設定し、最低ラインを決めておく。
  • 先に金額と条件を提示し、手付金をもらってから制作を始める。
  • セミオーダー(既存作品のアレンジ)はトラブルが少なく始めやすい。
  • オーダーには価格を上げやすい・リピーターになりやすいというメリットもある。
  • 自分のスタイルに合ったルールを決めて、無理なく続けることが大事。
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