ハンドメイド作家のショップカードや名刺ってどうやって作ればいいの?どんな情報を載せればいいの?
名刺(ショップカード)を使用する場面は?
ハンドメイド販売において名刺(ショップカードとも言います)を作成することは、お客様との接点を増やし、リピートしてもらったり、お客様が口コミでお店の宣伝をしてくれたりと販売促進に役立つため、ハンドメイド作家さんには必要なアイテムのひとつです。
名刺(ショップカード)は、手のひらサイズなので、お客様も受け取りやすく、様々な場面で使用します。
- イベント出展時に使用する
イベント出展時に主催者さんへや作家さんへ渡したり、自分のブースに訪れ、購入してくださったお客様へ商品と共に渡します。
また購入まで至らなくても、興味を持った方に覚えてもらうために、お渡しすることで次回への購入に繋げることができます。 - Web販売で使用する
オンラインショップなので購入してくださったお客様に商品と共に発送します。
お客様がリピートしてくださるだけでなく、商品が届いた時に、SNSなどで紹介してくださるお客様もいます。その時にショップカードを添えておけば一緒に撮影して紹介してもらえることで、自分のショップを印象付けることもできます。
ショップカードや名刺に記載する情報は?
- ブランド名(作家名)
ハンドメイド販売を行うブランド名(作家名)は必須です。ブランド名が明確であれば、お客様が商品を探しやすくなり、ブランドイメージの向上にもつながります。 - 商品の特徴
商品の特徴や技術など商品に関する情報を記載することで、お客様に商品の魅力を伝えることができます。ただし、名刺はスペースが小さいので、端的に「○○を作っている」というのがわかる表現で記載します。 - ショップのURL
ホームページやSNSなどのURLや、オンラインショップを開設していたり、minneやCreemaなどのハンドメイドマーケットに出品しているのであれば、そのマーケット内の自分のショップのURLを記載します。 - QRコード
上記のショップなどのURLのQRコードがあればお客様もサイトにアクセスしやすいです。すべてのQRコードを載せるのが難しい場合は、メインのURLに絞って作成しましょう。 - 連絡先
メールアドレスやショップのお問合せページのURLなどを記載します。 - 商品写真
自分の作品の作風やジャンルがひと目でわかるので、写真は必ず載せましょう。
ここぞという写真を撮って最低でも1枚は用意します。
ショップのロゴがあればロゴも載せましょう。ロゴも写真と同様、作風がわかりやすいアイキャッチです
ショップカード(名刺)に本名や電話番号は載せるべき?
通常の名刺であれば、本名や住所、電話番号を載せますよね。
ハンドメイド作家も名刺(ショップカード)に本名や連絡先を載せた方が良いかというと、私の見解は「載せない方が良い」です。
なぜかというと、イベントなどでは不特定多数のお客様が来場します。中には純粋な購入目的のお客様以外に、作家の個人情報を収集するためにイベントに訪れる方もいるからです。
実際、私の知り合いの作家さんが、待ち伏せされたり、電話がかかってきたりなどの迷惑行為をされ、心身ともに疲弊してしまったということもありました。
本名や電話番号を載せましょう!と紹介されているブログやサイトが多いですが、そのような危険があることも考えて、名刺(ショップカード)を作りましょう。
本名や連絡先を載せたい場合は、お客様用のショップカードと、企業さんやイベント主催者さん用に渡すショップカードの2つを作って使い分けると良いでしょう。
どうしても本名や連絡先などを載せたい場合は、使い分けをお勧めします
記憶や売り上げにつながる名刺(ショップカード)を作るには?
最近はCanvaなどの無料ツールで自分で作ることができます。7,500万点以上の写真やテンプレート素材があり、一部ですが無料で使える素材も沢山あります。
もっと素材を使いたいという場合は、有料版のCanva Proを使った方がより使いやすいです。
ただ、誰でも使えるテンプレートなので、他の作家さんとデザインや雰囲気が被る可能性もあります。差別化したい場合は、オリジナルのレイアウトやデザインが効果的です。
自分でオリジナルのデザインで作れる場合は、自分で作るのが良いです。ただ苦手だったり、制作する時間がない場合は、プロに依頼することも一つの選択肢です。
それぞれのメリット・デメリットをご説明します。
自分で作る場合のメリット・デメリット
メリット
デメリット
Canvaは無料だとCMYKカラーのデータがダウンロードできません
印刷用の綺麗なデータは欲しい場合は、有料プランのCanva Proを使用しましょう
プロに依頼する場合のメリット・デメリット
メリット
デメリット
自分で作るか、プロに依頼するかは、自分のスキルや予算、時間などに応じて選択することが大切です。自分で作成する場合は、最低限のデザインの基礎知識や印刷に関する知識を身につけることが重要です。
ハンドメイドで売り上げがまだ出ていない初期は自分で作る、徐々に売上で来て自分のショップの『信頼度』や『ブランド』を上げたい、さらに売り上げをUPさせたいと思った時はプロに任せましょう。
得意でない作業は、できる人に依頼して、その分空いた時間を自分の得意分野に当てて、さらなる売上UPを目指す方がはるかに効率がよいです。
プロに依頼する場合は、信頼できるデザイナーや印刷会社を選ぶことが重要になります。
プロに依頼するならオンラインで依頼も可能
ココナラでデザインのプロにショップカード制作を依頼するのもひとつの手段です。
オンラインで完結するため、外出することも相手に会うこともなくサービスの提供が受けられます。
価格が良心的なクリエイターさんも多数サービスを出品しているので、自分のショップのテイストにあったクリエイターさんなどを見つけて依頼をすることができます。