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ハンドメイド作家も狙われているInstagramでの国際ロマンス詐欺

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こんな時どうしよう?
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先日Instagramの投稿に「いいね」と共にDMが届きました。
結果的には途中で「これはおかしいな」と感じ、調べたらロマンス詐欺だとわかりました。
色々調べていると、多数のハンドメイド作家さんも同じような被害にあっているようでした。
私が実際に狙われたときのことを中心にご紹介します。初心者作家さんでも被害に遭う可能性が充分にあると思うので、参考にしてください。

Instagramでの国際ロマンス詐欺の一般的な手口

まず、ロマンス詐欺とはなんなのか?どのような詐欺なのか一般的な手口をまとめてみました。

  1. 偽のプロフィールを使用する
    魅力的な外見や魅力的な趣味や興味を持っているかのように見せるために、偽のプロフィールを使用し、自分が実在する人物であるように見せかけます。
  2. 信頼できる人物を演じる
    自分自身を信頼できる人物として紹介し、自分の仕事や教育の背景、または家族や友人との良好な関係について話すこともあり、信頼される人物であると信じ込ませます。
  3. 仮想の恋愛関係を築く
    詐欺師は、ターゲットに長いメッセージのやり取りを始めることがあります。相手に親密な関係を築くために、ロマンチックな言葉や写真、または個人的な情報を共有することがあります。
  4. 緊急の事態を演出する
    緊急の事態が発生したと報告することがあります。たとえば、病気で医療費が必要だったり、旅費が必要であったりする場合があります。これらの状況で、詐欺師は、ターゲットから金銭的な援助を求めてきます。
  5. 金銭的な援助を求める
    最終的に、金銭的な援助を求めてきます。先に述べた緊急の事態を演出するか、または何か他の理由でお金を請求してきます。PayPalなどでお金を送金するように求めてきます。

ハンドメイド作家をどのように騙そうとするのか

まずは、実際私が体験した流れをご紹介します。

  1. InstagramでDMが届く
    まず投稿した記事に「いいね」をされ、そのあとDMが届きました。
  2. 作品を褒め、購入をほのめかす
    「いいね」をした作品の画像を添付し、「これは大変すばらしいです。貴方が作られたのですか?買いたいです」と、日本語で送られてきました。その後も作品を褒め、購入したい旨のメッセージがいくつか届きますが、フォローは一切されないので、ここで既に「おかしいかも?」と感じ始めます。
  3. 近々日本に行く予定だと伝えてくる
    私の投稿記事にはオンラインの販売先が記載されているので、「海外からもこちらのサイトから購入できます」と伝えると、「近々日本に行く予定です。あなたはどこに住んでますか?」と、若干噛み合わない返信が来ました。
  4. プロフィールを見るとフォロワーはそこそこ、投稿も複数ある一見普通のアカウント
    作品から個人に対する質問に変わったことで「やっぱり、おかしいな?」と感じ、相手のプロフィールを見たところ、韓国人のようで、本人(?)らしい人物が写っている投稿や、富裕層かな?と思わせる旅先の投稿などが複数あり、ぱっと見は普通のアカウントのように見えます。
  5. Instagram以外の連絡先を教えて欲しいと言ってくる
    あえてこちらの住んでいる場所は教えずに、もう一度「海外からも購入できますので、このサイトからご購入ください」と伝えると、「Instagramは時々しか使っていないので、LINEの連絡先はありますか?」と、こちらの返信をスルーした返答が来ました。
  6. LINEの連絡先をしつこく聞いてくる
    「購入する際のやり取りであればショップからできます」と伝えても、「LINEならすぐに返信できるから教えて欲しい」の一点張り。これはもう怪しすぎると思い、「LINEはやっていません」と伝えたら、その後一切返信が来なくなりました。

最初は作品に対しての質問だったのが、徐々に個人情報を聞き出す質問が増え、巧みに誘導してきます。個人情報を聞かれても安易に教えないようにしましょう

Instagram以外の情報を教えてしまった場合はどうなる?

私の場合は頑なにInstagramの以外の連絡先は教えなかったので、そこでやり取りは終わってしまいましたが、LINEなどの連絡先を教えてしまったらどうなるのか調べてみました。

  • LINEの連絡先を聞き出す
    InstagramからLINEへ誘導しメッセージのやり取りがはじまる。そこから個人情報をいろいろ聞き出そうとする。
  • 自分の顔写真を送ってきて信用させようとする
    LINEでのやり取りのなかで、自分を信用してもらうために顔写真を送り、信じ込ませようとする。(但し、本人の写真ではなく拾い画像の可能性大
  • さまざまな詐欺の手口
    最終的にアカウントを乗っ取られたり、金銭を要求されたりする。
    ▶ アカウントを乗っ取る
    ▶ PayPalのアカウントからお金を送金させる
    ▶ フィッシング詐欺
    ▶ 投資詐欺

信じ込ませるためにInstagramの投稿で顔写真が投稿されていたり、LINEで顔写真を送りつけたりしても、たいていは拾い画像(本人ではない)の可能性が大きいです。安易に信じ込まないようにしましょう

詐欺師かな?と思った時の対処方法

Instagramではアカウントをブロックすることができます。ブロックすることで、そのアカウントからのメッセージやコメント、フォローなどを受け取ることができなくなります。

  1. 相手の情報を調べたり、同じような経験をしている作家さんがいないか検索してみる
    嫌な予感がしたらその段階で、相手のInstagramの投稿やプロフィールを注意深く見たり、同じ経験をしている人がいないか、Webで検索して調べてみましょう。
  2. アカウントのプロフィールページに移動しブロック
    これは詐欺だなと思ったら、右上の三点リーダーアイコンをタップし、表示されるメニューから「ブロック」を選択しブロックしましょう。
  3. 「報告する」オプションで運営へ報告
    ブロックする前に報告することで、Instagramはそのアカウントを調査し、不適切な行為があった場合は適切な措置を取ることができます。
  4. おかしいなと思ったら運営へ報告する
    Instagramでは、不審なメッセージやコメントを受け取った場合には、その内容を報告することができます。詐欺師のアカウントが特定できない場合は、不審な内容を報告することで、Instagramがその内容に関して調査を行い、問題を解決することができます。

Instagramでは、安全に利用するための様々な機能が提供されています。不審なアカウントやメッセージを受け取った場合には、迅速に対処することが重要です。そうすることで、新たな被害者も減り、被害を最小限に止めることができます

ハンドメイド作家が詐欺にあわないための対策

安易にSNS上で個人情報を公開しない
オンラインで販売するとなると『特定商取引法』により、販売者の氏名や住所、連絡先を表記しなければなりません。ハンドメイド作家さんは、自宅で開業されている方が大多数なので、個人情報を晒すのは不安ですよね。

その場合は、minne やCreemaなどのハンドメイドマーケットなら、運営会社の情報が表記されるので、自身の個人情報をWeb上に記載しなくても大丈夫です。
BASE も最近は、電話番号や住所は、BASE の運営会社の表記を代わりに記載できるのでそれらのサイトを使うのも一つの方法です。

バーチャルオフィスを借りる
上記以外のサイトやWeb上で販売したい場合は、バーチャルオフィスを借りことで商用の住所を借りることができます。月々1,000円以下で借りられるところもあるので、おすすめです。

バーチャルオフィスサービス「METS OFFICE virtualは、ライトプランなら「月額270円~」と超格安料金でサービスを利用できます。また、料金プランは自分の希望に合った必要なオフィスサービスだけを選び自由にカスタマイズ可能です。

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ハンドメイド初心者作家さんは、ベテラン作家さんに比べ販売数がまだ少ないので、誰かが自分の作品を褒めて買ってくれるとなるととても嬉しくなりますよね。
ショップ以外からDMが来たら、嬉しい気持ちも持ちつつ「これ詐欺ではないかな?」と冷静に判断して対応しましょう

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