
小さいマルシェに出てみたけど、やっぱり大型ハンドメイドイベントじゃないと売れないのかな…

規模より、当日の動き方で変わることの方が多いですよ。私も最初はそう思ってましたけどね
この記事でわかること
- 大型イベントじゃないと売れないが思い込みである理由
- 出店前に使えるマルシェ・イベントの見極め方
- ショップカードやパンフレットを「前払い接客」として使う考え方
- 人通りの多い場所ならではのハンドメイド作家の当日の立ち回り方
- イベントを育てる視点が、周り回って自分の売上につながる理由
ハンドメイドマルシェや街中イベントで売れるかどうかは、規模よりも当日の動き方で変わります。大型ハンドメイドイベントは集客力があるぶん出店料も高く競合も多くなります。
一方、街中やマルシェ系の小中規模イベントは、動き方次第で十分売上を作れます。
年数の浅いうちに大型ハンドメイドイベントに出たがる作家さんは多いのですが、大型イベント=売れるわけではありません。
出店料が高く競合も多いため、知名度のない状態では埋もれやすいのが現実です。
小中規模のイベントに継続して出店することで常連さんが育ち、その方たちが大型イベントにも会いに来てくれるようになる。それが、大型イベントで売上を出すための地固めだと思っています。
この記事では、実際に駅ナカや地下街系のイベントに出店して気づいたことをベースに、ハンドメイド作家として当日どう動くかを具体的に紹介します。
まず、出店前にマルシェ・イベントを見極める

当日の動き方の前に、そもそも「出る価値のあるマルシェ・イベント」を選ぶことが大切です。
一番確実な方法は、まずお客さんとして行ってみることです。
街中やマルシェ系のハンドメイドイベントは入場料無料のところが多いので、気軽に下見に行けます。
実際に足を運ぶと、こんなことが肌感覚でわかります。
出店料の目安
小中規模のイベントは主催さん自身がハンドメイド作家として出店を兼ねていることもあります。
そのときは積極的に話しかけてみましょう。公式情報には載っていないリアルな話が聞けますし、出店に興味があると伝えればアピールにもなります。
ショップカード・パンフレットは「前払い接客」

街中やマルシェに出店すると、人通りが多いぶん忙しい時間帯と暇な時間帯の差が激しいことがあります。
複数のお客さんが同時に来てしまうと全員に丁寧に説明するのはなかなか難しいですよね。
そのときに助けてくれるのが、ショップカードやパンフレットです。
「どんな作品を売っているか」「どんなコンセプトか」があらかじめ伝わる状態を作っておくと、忙しいときでも渡すだけで説明の代わりになります。
繁忙時間を乗り越えるための「接客」ツールとして使う、という発想です。

実際に渡すようにしてから、繁忙時間に焦らなくなりましたし、後日SNSやオンラインショップを見てくれ購入にまで至るケースも少なくないです
人通りの多い場所ならではの動き方
駅ナカや地下街系のイベントに実際に出店してみると、ハンドメイド特化の箱型イベントとはかなり違う環境です。
来場者の多くはたまたま通りかかった人や時間つぶしの人で、ハンドメイドが目的ではありません。だからこそ、足を止めてもらう工夫がより重要になります。
ディスプレイで「立ち止まらせる」ことが最優先

何メートルか離れた場所から歩いてきたお客さんが、ぱっと見て「あ、気になる」と感じてもらえるかどうかが最初の関門です。
高低差をつけたディスプレイ、目を引くカラーの使い方、メインのハンドメイド商品の見せ方など、足を止めてもらうための工夫をあらかじめ準備しておくと当日がグッと楽になります。
声かけのタイミングと言葉
声かけのタイミングは、足を止めてじっくり商品を見ているときです。
立ち止まった瞬間に声をかけると「買わないといけない」とプレッシャーを感じて逃げてしまうことがあります。
じっくり見ているタイミングで「何か気になるものありましたか?」と聞くと、興味のない人はそのまま去りますが、何かに悩んでいたり探しているものがある人は「○○が気になって」「○○を探していて」と返してくれます。
あとは相手のニーズを聞きながら、気になっている商品の説明やアドバイスをするだけです。
実際に出店してわかったこと
駅ナカや地下街系のイベントに出店したとき、売上は目標より少し届かなかった日も多々あります。
そういう場合は、時期や曜日的な影響もあったと思っています。
同じ会場でも日によって客足の差が大きいことは、実際に出てみて初めて実感できることです。
それでも、もともとハンドメイドに興味のなかったお客さんがふらっと立ち寄って作品に興味を持ってくれることがある。
そういう出会いは、大型ハンドメイドイベントではなかなか生まれにくいです。
「売れる場所だから出る」という発想だけでなく、「どんな出会いがあるか」という視点でマルシェを選ぶのも一つの考え方かもしれません。
「自分のブースだけ」で完結しようとしない

同じマルシェに何度か出ていると「またここに出たい」と思う瞬間が出てきます。
そのときに意識してほしいのが、イベント全体を盛り上げることを自分ごととして考えるという視点です。
自分の作品テイストが合わない場合は他の作家さんを紹介する
「私の作品とはちょっと違うかもですが、あちらのブースにお好きそうなものがあるかもしれないです」と一言添えるだけです。
お客さんにも喜ばれるし、案内した作家さんにも喜ばれます。
「さっきのブースの方に教えてもらって来ました」と言いながら来てくれ、購入につながることも多いです。
自分のブースだけで完結しようとしなくてよいのです。
マルシェ全体が楽しかったと思ってもらえれば、お客さんはまた来てくれます。
そのリピーターが、次は自分のブースに立ち寄ってくれることにつながっていきます。
フード出店者がいれば自分も食べてみる
美味しければブースに来たお客さんに「あそこの○○美味しかったですよ」と自然に紹介できます。
イベント全体の滞在時間が伸びると、結果的に自分のブースに来る機会も増えます。
隣のブースの作家さんに声をかける
「お隣ですね、よろしくお願いします」の一言だけでも場が和みます。
そこから作家さん同士の交流が生まれることも。
またここに出たいと思ってもらえればイベント自体が育っていきます。
イベントが育てば、そのイベントの常連客が増え、結果的に自分のお店の常連になる確率も増えます。
イベントを育てることが、周り回って自分の売上につながる
「自分の作品が売れていないのに他の人を助けている場合じゃない」と思うかもしれません。
でも実際には、マルシェが盛り上がることでイベント自体にリピーターがつき、来場者が増え、自分のブースに来る可能性も高まります。
実際に、他の常連ハンドメイド作家さんのリピーターさんが自分のブースにも立ち寄ってくれて、そのままリピーターになってくれたお客さんが何人もいます。
自分のブースだけで新規を獲得し続けるのは体力がいります。
でもマルシェ全体にリピーターがついていれば、自然と自分のところにも来てくれる流れができてくるんです。

小中規模のイベントで回数を重ね出店することで、大規模イベントでの大きな売り上げに繋がります
会計のスムーズさもリピートに影響する
せっかくハンドメイド作品を気に入ってもらえても、「現金しか使えない」「持ち合わせがない」という理由で購入を見送られることがあります。
駅ナカや地下街系のイベントに通りすがりで立ち寄ったお客さんは、ハンドメイド購入を想定して来ていないため、手持ちの現金が足りないケースがあります。
キャッシュレス決済の導入は購入ハードルを下げるだけでなく、スムーズな会計がお客さんの体験として記憶に残り、リピートにもつながります。
まとめ
- 出店前にお客さんとして下見に行き、イベントの雰囲気を確認する。
- ショップカード・パンフレットは繁忙時間の「前払い接客」として使う。
- 自分のブースだけで完結しようとせず、マルシェ全体を盛り上げる視点を持つ。
- 大型イベントじゃないと売れない、は思い込み。小中規模で常連さんを育ててから大型に出るのが地固め。

まずは気になるマルシェに、お客さんとして足を運んでみてください。雰囲気を肌で感じることが、出店判断の一番の材料になります





