レジンでアクセサリーをつくってみたいです。でもレジンの種類や使い方がわかりません
ハンドメイドの中でもレジンは人気で、作ってみたくなりますよね。でも、使うときはいくつか特徴や注意点があるので、基本の使い方をご紹介します
レジンの特徴と人気の理由
レジンは透明感が高く、固まると硬くなる樹脂のことを指します。アクセサリーやキーホルダーなどの小物から、大きな作品まで、多種多様な作品を作ることができるのが魅力です。
特にハンドメイド市場でのレジンの人気は高く、多くのクリエイターが利用しています。その理由としては、以下の点が挙げられます。
レジンの種類とそれぞれの特徴
UVレジン
- 特徴
紫外線で硬化するレジン。初心者でも手軽、100均でも売っている、短時間で硬化する。 - 使用法
シリコンマットなどにしっかりと固定し、UVライトで3~6分、太陽光で1~3時間で硬化。
換気をしっかり行い、ビニール手袋を使用すること。 - 保存方法
黄変や劣化しないよう日光の入らない場所で保管すること。 - 向いている作品
ソフトタイプ : 硬化後も柔らかい、湾曲した作品や柔らかさが欲しい作品向け。
ハードタイプ : 硬化後に固い、アクセサリーやスマホケース作り向け。
エポキシレジン
- 特徴
2液混合で硬化するレジン。UVレジンに比べ安価、高透明度で美しい仕上がり。数日で硬化する。 - 使用法
硬化に2~3日かかる。
気泡はエンボスヒーターやつまようじで取り除く。
換気をしっかり行い、ビニール手袋を使用する。 - 保存方法
劣化が早いので早く使い切ること。涼しい場所で保管。
完成した作品は黄変を避けるために、日光が当たる場所を避けて保管する。 - 向いている作品
小物やインテリアなど、厚みのあるものやサイズが大きめの作品向け。
レジンの基本的な使い方
- 必要な道具や材料を用意する
- 色や装飾材を加えて混ぜる
- 型に流し込み、硬化するまで待つ
- 型から取り出して研磨や仕上げを行う
レジンの種類やメーカーによって、使い方が若干違ってきます。説明書をしっかり読んでから作業しましょう
レジンを使う際の注意点
レジンは完全硬化させても、保管状況によってはベタついてきます。特にOPP袋に入れてまま長期保管するとOPP袋にくっついてしまうなどがあり、在庫の保管管理に気を配ったり、お客様には保管方法をお知らせしましょう
レジンと食べ物の組み合わせのリスク
レジンと食品の組み合わせたハンドメイド作品を見かけることもあると思いますが、カビが発生したり、変色や劣化が早いなど、これらは多くのリスクが伴います。
美しさやデザイン性を追求する際に食品を取り入れたい気持ちも理解できますが、以下のような問題が発生する可能性が高いため、使用は避けることを強くおすすめします。
クレームの原因にもなりますし、食品の変質や劣化、見た目の変化などを避けるため、レジン作品にはフェイクスイーツや代用品を使用する方が良い結果が得られます
レジン液の選び方と人気ランキング
レジン液の選び方
■加工のしやすさで選ぶ
レジンハンドクラフトで重要なのは、加工の際の気泡の発生と硬化後の黄変。UVレジンはエポキシレジンより気泡が出来にくいが、製品やブランドによる違いがあります。
黄変も製品により異なり、完全に変色しないものからすぐ変色するものまで幅がある。
臭いも製品によって違うので、あまり臭いがしないものからアクリル臭がきついものまで様々です。
環境や用具の違いにより結果が異なるため、実際に試してみることがおすすめ。
■容量と値段で選ぶ
個人の趣味の場合、100均でも売っているUVレジンでも良いですが、商品として販売する作品を大量に制作するとなると、エポキシレジンの方がコスパが良いです。
レジン液人気ランキング
第1位
■まさるの涙 の特徴
シリコン型でもシワが寄りにくい
コスパが良い
着色剤と相性がいい
第2位
■ビーズクラブオリジナルUVレジン液 の特徴
コスパが良い
初心者にもおすすめ
黄変しにくく、高い透明度
表面コーティング剤としても使える
第3位
■ネコレジン ソフトタイプ の特徴
コスパが良い
UV/LEDどちらのライトでもしっかり硬化
べたつかず、つるつるの仕上がり
抜群の透明感
第4位
■パジコ 星の雫 UV-LEDレジン ソフト の特徴
時間が経っても 黄変しにくい
クリスタルのような透明感
ソフトな硬度でハサミでバリ取りなどの加工が簡単
超速硬化タイプ
太陽光でもしっかりと硬化
第5位
■2液性レジン液 クラルス の特徴
コスパ抜群
厚みや深さのある立体作品が作れる
低粘度で混ぜやすい
気泡が出来にくく、抜けやすい
光沢・輝きに優れた仕上がり
初心者さんにおすすめスターターキット🔰
レジン液はもちろん、着色剤やUVライトなどひととおり揃っているので、これからレジン作品を作ってみたい方にはおすすめのお得なセットです。
紫外線に強いレジンの紹介
夏の強い日差しや長時間の日光下では、レジンが変色や劣化するリスクが高まります。
そのため、黄変しないレジンを選ぶことで、劣化をある程度防ぐことはできます。
人気の黄変しにくいレジン液をご紹介します。
★ UV-LEDレジン 星の雫[ハードタイプ]の特徴
★ 艶009 艶 LED&UVクラフトレジン液 の特徴
まとめ
レジンのハンドメイドは、その美しさと個性的なアイテム作りの可能性から多くのファンがいます。
しかし、素材としてのレジンを選ぶ際には、その加工性や耐久性、コストパフォーマンスをしっかりと考慮する必要があります。
特に気泡の発生や黄変の問題は、完成したアイテムのクオリティに大きく影響するため注意が必要です。また、趣味で楽しむ方から商業的に取り組む方まで、用途に応じた容量と価格の選択もポイントとなります。
実際にいくつかの製品を試して、自分の作業環境やニーズに最も合ったレジンを見つけるのが良いでしょう。